加齢による髪の毛の老化、真っ先にあがるのが白髪です。
ところが「若白髪」と言う言葉もあるように、加齢だけではなく若い人にも関係ある「栄養バランス」「環境」なども白髪の大きな要因です。
なるべくなら白髪染めで髪にダメージを与えたくありませんよね。
諦める前に一度、試してみる価値のある方法を考えてみましょう。
気になる白髪の原因
白髪の原因で代表的なのは「メラニン色素の欠乏」です。
髪の毛が生えてのびる際に、髪の毛の色素で色付けさせれた状態で黒い色に染まります。
この色素がメラニンです。
メラニンが足らずに白髪になるのですから、このメラニンの元になる栄養素を積極的に取ればいいのです。
昔から髪に良いとされるワカメやひじきなどの海藻は、メラニン色素を作り出すための「ヨード」を豊富に含みます。
海藻を多く取り入れたお味噌汁や酢ものを加える事で改善していきましょう。
「チロシン」を多く含むチーズ、納豆や豆腐などの大豆食品もメラニンをつくり出すのに一役買います。
チロシンはビタミンBなどが取れるサプリメントを補助的に利用すると、吸収が良くなり効果的です。
髪のためには必要なメラニンですが、紫外線に当たるとお肌のシミを作る原因にもなります。
日焼けをしたくない部分はしっかり紫外線対策をしっかりしなければなりません。
何事も過剰に摂取せずに、あくまで全体のバランスを崩さない食事をしましょう。
他の原因も探る!体が酸化すると白髪になる??
体が酸化すると白髪になるという事が、最近の研究でわかってきました。
これは、前述したメラニン色素が、酸化する事によって破壊されるからです。
では、酸化を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか?
もし、喫煙をしている場合は禁煙を心がけましょう。
たばこは、タールなどの有害物質を体内に取り込み、体を酸化させます。
また、飲酒も過ぎる場合は要注意です。
肝臓が弱っている人は体が酸化しやすい状態になっています。
そこにお酒を飲み過ぎてしまうと、酸化に拍車をかけてしまうのです。
なるべく肝臓に負担をかけない事を心がけましょう。
取ると良い食べ物では、黒ごまが酸化を防いでくれます。
できる限り黒ごまをたっぷり取っていく食事を意識しましょう。
ストレスが白髪を増やす!悩みは解消してリラックス
「悩みで髪の毛が一晩で真っ白になった」と言うのは大げさな表現ですが、悩んだりストレスがたまると髪の毛は白くなります。
精神的ストレスで自律神経のバランスが乱れます。
その結果、血行も悪くなり、メラニン色素が減少して白髪になってしまうのです。
悩みがある場合は早めに解決し、質の良い睡眠をしっかり取る事です。
わずらわしい人間関係は切る、そして休日はリラックスしてゆっくり休んだり趣味に興じるなど、充実した生活を送りましょう。
頭皮のマッサージをする
白髪を軽減するのに、マッサージをして血行不良を解消しましょう。
メラニンを生成する「メラノサイト」と言う細胞は、血液から生成されます。
頭皮マッサージで血流を良くし、メラノサイトに血液を運びましょう。
簡単な方法をいくつか紹介します。
- 指の腹で軽く頭皮全体を軽く指圧します。何カ所か場所を変えて行います。
- 指の腹を頭皮に当てて軽く前後に動かします。この時、指で頭皮をこすらないようにしましょう。
- 頭の頂点にツボがあり、そこを意識して指圧します。
- 爪を立てないように気をつける事。
痛くなるほど強く押すのはNGです。
やさしく、自分で気持がいいと感じる力加減で指圧してください。
白髪は抜いた方が良い?
新しく生えてくる髪の毛が白髪でなくなる事を期待して、白髪を抜く人がいます。
また「白髪は抜くと増える」と言うのを信じて抜かずに白髪染めで頑張ってる人もいるでしょう。
しかし、白髪ができるメカニズムを考えると、白髪を抜いてもその後に生えるのはやはり白髪だし、抜けば増えると言う事もあまり根拠がない事がわかります。
ただ、故意に髪の毛を抜くというのは頭皮を傷つけ、環境は悪くなっていきます。
白髪は抜かずに、できれば白髪染めをする回数が減るようにマッサージや栄養管理などで防いでいく事が大切です。