ダイエットしても、なかなか落ちにくいのが「お腹の脂肪」ですよね。標準体型や痩せ気味の人も「お腹だけぽっこりしている」と悩んでいるケースも少なくないようです。浮き輪のようについてしまうお腹の脂肪を落とすためには、どんなことを意識したら良いのでしょうか? 今回は、お腹周りの余分な脂肪を落とす食事ポイントをご紹介します!
目次
お腹周りの脂肪が付きやすくなる原因とは?
年齢とともにお腹周りの脂肪が気になってきた……という声もありますが、ダイエットしても落としにくい部分なので気になりますよね。まずは、お腹周りの脂肪が付きやすくなる原因からチェックしていきましょう!
原因1:運動不足と食生活のバランスが取れていない
運動する量と食べる量のバランスが取れていないと、お腹周りの脂肪が付きやすくなると言われています。
私たち人間の1日のエネルギーは、
「食事で取ったエネルギー」−「基礎代謝」−「運動などで使ったエネルギー」=余ったエネルギー(足りないエネルギー)というように、毎日の積み重ねでエネルギーが代謝されていきます。※基礎代謝とは何もしない状態で人間が必要とする1日のエネルギーのことです。
お腹周りに脂肪がついてしまうのは、運動量が少なく、食事でカロリーを取りすぎている可能性があります! 基礎代謝は年々下がっていくので、年齢とともに以前と同じ食事をしていても太りやすくなるというわけなのです。
お腹周りの脂肪を落とすためには「基礎代謝を上げる」「運動量を上げる」の2つのポイントを意識して生活することが大切なのです!
原因2:姿勢が悪い&お腹周りの筋力が低下
お腹周りや下っ腹が出てしまう原因は、筋力不足、運動不足だけではなく「姿勢の悪さ」も関係していると考えられています! 猫背で丸まった姿勢でいると、腹部の内臓を支える筋力が低下して、下っ腹が出やすくなってしまうのだとか……。
意識的に姿勢を正して、座っている時も背中が丸まった姿勢にならないように注意して過ごすだけでも、下腹部の脂肪は落としやすくなると言われているので、姿勢が悪くならないようにしましょう!
下腹部の筋力不足もお腹周りの脂肪が増える原因ですので、腹筋をつけるエクササイズ、お腹を引っ込めて筋力を使うなどの習慣も取り入れたいですね!
お腹周りの脂肪を落とすための食事ポイント4つ
お腹周りや腰周りに余分な脂肪を落とすためには、食生活の見直しも大切です! 脂肪がつきにくくなる食事習慣、食材もチェックしておきましょう。
1:しっかり朝ごはんを食べる!
朝ごはんは食べないという方は要注意! 朝食を取ると、体が温まって代謝を上げる作用があるだけではなく、体内時計をリセットして体を目覚めさせて、臓器の動きやホルモン分泌が適切に行われるようになります。
朝ごはんを食べなかった場合、前日の夕食から当日の昼ごはんまでエネルギーが入ってこない時間が増えますよね。食事と食事の時間が長く開いてしまうと、私たちの体は危機を感じて、食事の際に蓄積しようとするメカニズムがあると言われています。1日2食・1日1食では帰って太りやすい体になってしまうというわけなのですね。
体脂肪やお腹周りの脂肪を落とすためには、毎日朝ごはんを欠かさず食べることがオススメされています! 朝は臓器の動きもまだ活発ではないので、消化が良いもの、胃に優しいもの、そしてエネルギーを補給できるものを選ぶようにしましょう!
2:夜ご飯は寝る3時前までに済ませる
夜ご飯はできるだけ早めの時間に食べた方が良いと言われています。夜に食べた食事のエネルギーが消費されずに残ると、血中の中性脂肪が増えて体に吸収されて、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されてしまうのです。
できれば18時頃食べておきたいものですが、忙しい現代人にはとてもハードルが高いですよね。最低でも寝る3時間前までには夜ご飯を済ませておくことがオススメされています。夜ご飯はできるだけエネルギー量を抑えて、消化に良いものを選ぶことも大切です!
また夜お酒を飲むことが習慣になっている方は、飲みすぎないように注意。ビールなら中瓶で1本、ワインはグラス2杯ほどに控えておきましょう!
3:食事内容を少し変えてみる
食べたカロリーが消費カロリーより多いと、体重も脂肪も落ちにくく、消費されない分は蓄積されてしまうものです。とはいえ、食べる回数を減らすのは不健康ですので、1日3食、栄養価の良いものに置き換えてお腹周りの脂肪を落としていきましょう!
白米を玄米に!
玄米は食物繊維が豊富な上に、血糖値が上がりにくく脂肪になりにくい優秀な食材です。さらに代謝を上げるために必要な「ビタミンE」も含まれています! 脂肪を落としたいときは白米を玄米に置き変えると、ストレスなくダイエットできますよね。
お菓子をプロテイン製品に!
甘いお菓子が恋しくなった時、我慢して空腹の時間を作るよりも、3時間ごとに食べる方が脂肪の蓄積を減らせると言われています。ですが食べるものには工夫を! 満足度が高く高タンパクなプロテインバー、ゆで卵、ナッツ類、サラダチキンなどコンビニでも買えるおやつにしてみては?
揚げものを避ける!
調理方法は「揚げもの」をできるだけ避けて、蒸した料理、茹でた料理にしておくのも脂肪を落とす食事内容のひとつ。特に「蒸す料理」は食材の栄養が閉じ込められた状態で食べることができるので、オススメされています。
4:筋肉をつける食材を積極的に取る!
脂肪を落とすために「筋力をつける食事」を意識することも大切です!
・鶏むね肉、ささみなど、高タンパクで低脂肪の食材は、脂肪ではなく、筋肉をつけやすくする効果があるので積極的に取りましょう。
・タンパク質を含む量がとても高くコスパも最強な「卵」もオススメです。色々な料理に使えるのも嬉しいですよね!
その他、マグロの赤身、牛の赤身肉、白身魚、大豆製品(豆腐、高野豆腐、豆乳など)、ヨーグルトもタンパク質が取れるので推奨されています。
脂肪を落として筋力をつける食材を豊富に取ることが、お腹周りの脂肪を落とす大切なポイントになります! 食材選びの参考にしてみてくださいね!
まとめ
一気にお腹周りの脂肪を落とすことは難しいですが、毎日の積み重ねでスッキリとした理想のお腹に近づいていけるはずです。今日から早速、ぽっこりお腹を卒業するための習慣を初めてみてはいかがでしょうか?