喫煙が美しいお肌の大敵であることはよく知られていますね。
乾燥やシミ、くすみなどの原因となる喫煙は、実は多くの女性を悩ませている「ほうれい線」にも大きな影響を与えるのです。
いつまでも若々しい表情とハリのあるお肌をキープするためにも、喫煙がお肌にもたらす影響を再確認しておきましょう。
喫煙がほうれい線に与える影響についてお話しします。
喫煙がほうれい線を悪化させる2つの理由
●血流の悪化
喫煙がお肌にとってよくないといわれる主な原因は、血流の悪化によるものです。
タバコには血管を収縮させる作用があります。
これによって血行が滞るようになり、スキンケアや食事から取り入れた栄養がお肌にまで行き渡らなくなってしまうのです。
さらに、血流が悪化すると代謝が悪くなるためターンオーバーが乱れてお肌が乾燥しやすくなります。
乾燥したお肌はシワが深くなりやすく、ほうれい線も悪化してしまうのです。
●活性酸素の発生
タバコを吸うと、体内で活性酸素という物質が発生します。
これはお肌の細胞を傷つけてしまう働きを持っているため、取り除くために体内のビタミン類が過剰に消費されてしまうのです。
活性酸素を取り除くためにビタミン類が消費されると、コラーゲンの生成などに使われる分が減ってしまいます。
コラーゲンはお肌のハリを保つ働きを持っているため、生成される量が減少してしまうとお肌がたるみやすくなり、ほうれい線の悪化に繋がるのです。
喫煙によるほうれい線を改善するには
●禁煙
喫煙によるほうれい線の悪化を防ぐためにもっとも有効な方法はもちろん禁煙です。
突然完璧にやめるのは難しいかもしれませんが、できる範囲で少しずつ減らしていくことをおすすめします。
また、タバコを吸わない方でも副流煙によって悪影響を受けてしまうことがあるので、できる限り喫煙中の人には近づかないように心がけましょう。
●スキンケアとビタミン類の摂取
禁煙に加え、適切なスキンケアを行うことも大切な対策の1つです。
乾燥したお肌はしわが深くなりやすい傾向にあるため、朝晩の保湿ケアは欠かせません。
さらに、ハリのあるお肌を保つためにはコラーゲンの生成を促進する働きのあるビタミン類の摂取は必須です。
食事やスキンケア、サプリメントなどからきちんと取り入れるようにしてくださいね。
喫煙によるほうれい線を防ぐためには、禁煙とともに喫煙に負けないお肌をつくることが重要になります。
喫煙は「百害あって一利なし」です。少しでも本数を減らし、適切なケアを行っていきましょう。