そのツライ肩こりは血行不良が原因かも?改善法3選

肩こりによる悩みは、現代人にとって上位に入るほど深刻なものです。ふと気がつくと、重い肩に手を当てていたり、首を回したりしていませんか?肩が重いと、気持ちも沈んでしまいがちですよね。今回は、そんな肩こりが起きる原因や解消法をご紹介します。

 

肩こりの原因は?

肩こりにはさまざまな原因があります。その中でも、日常で起こりやすい原因に着目してみたいと思います。

 

血行不良

肩こりの原因の多くは血行不良によるものとされています。デスクワークなど、同じ姿勢で長時間過ごすことが多い方は、要注意です。同じ姿勢でいることで緊張状態の筋肉は、血液をうまく流せなくなります。血行不良になると、血管は疲労物質である乳酸を発生させます。蓄積した乳酸は知覚神経を刺激して痛みを起こすのです。その痛みはさらに筋肉を硬くして悪循環に陥ります。

 

眼精疲労

現代人にとってかかせない、パソコンやスマートフォンの使用。細かい字を見続けると、目やその周りの筋肉が緊張状態になってしまいます。また、画面をじっと見つめるとまばたきの数が減りドライアイになってしまい、眼精疲労を引き起こします。眼精疲労が首を通じて肩までおよぶと、肩の神経が緊張し、肩こりの原因になります。

 

筋力不足

普段はあまり意識することがないと思いますが、人間の腕は1本あたり4キロほどあります。その重さを肩でつっているので、肩には相当な負担がかかります。筋力不足だと腕に引っ張られて肩が下がり、肩こりが出やすくなってしまいます。

 

血行不良になりやすい人は?

次に当てはまる人は、血行不良になりやすいと考えられます。
・デスクワークで同じ姿勢でいることが多い
・冷房の効いた室内にいることが多い
・猫背orなで肩

今回は血行不良による肩こりを改善する方法をご紹介いたします。

 

血行不良による肩こりを改善する方法

 

肩回しと腕回し

仕事中などは、どうしても同じ姿勢でいることが多くなってしまいますよね。首の疲れや肩こりを感じたら、血行不良が起こっている合図です。簡単な動きで血の巡りをよくしてあげましょう。

・首回しのやり方
①首を前後左右にたおして、側面を伸ばします。
②首を右回り、左回りと交互に回します。
それぞれ3セット~5セット行います。

・肩回しのやり方
肩に両手の指先を乗せ、ひじで大きく円を描くように回します。両肩同時でも、片方ずつでもかまいません。5~10回行いましょう。

 

姿勢をよくする

先ほど人間の腕の重さについてお話しましたが、実は頭の重さも負担になります。頭も腕と同様に4~5キロほどあり、常に肩や首に負担がかかっています。その重さを支えるには、背筋が伸びた正しい姿勢でいることが大切です。猫背やなで肩など、姿勢が悪い状態を続けていると、負荷だけでなく血行不良をともなう肩こりが悪化してしまうのです。普段から正しい姿勢でいることを意識して、背筋を伸ばすように心がけてください。

 

カラダを冷やさない

カラダの冷えは、血のめぐりを悪くし、肩周りの血流も阻害するため、肩こりを引き起こす原因となります。冷え性は女性に多いと思われがちですが、冷房の効いたオフィスで働く男性にも多いとされています。冷えは、冷たい飲み物や食べ物をとるとカラダの内側からも引きおこってしまうので、夏場は特に注意しましょう。首の露出があると、冷房の効いた室内では冷えてしまうので、ストールを身につけるのもよいかもしれません。また、カイロなどで首や肩を温めましょう。

いかがでしたか?肩こりにはさまざまな原因があり、現代社会ではなかなか切り離せない症状とも言えるでしょう。しかし、血行不良を引き起こさないよう少しでも意識して生活していくことが、解消につながります。ぜひ、お試しください。