今までと変わらないメイクをしているのに「最近、顔色が悪い」「仕上がりがイマイチ」と感じる原因は「肌のくすみ」によるものかもしれません。肌がくすむと年齢を感じさせて疲れた印象になるので、くすみを撃退して透明感をアップしたいですよね。今回は、くすみの原因と改善方法をご紹介します。毎日の生活習慣を改善しながら、くすみのない美肌を目指していきましょう!
目次
まずは「くすみの原因」をチェックして対処を!
メイクの仕上がりが悪い、顔色がいまいち。肌がくすんでしまうと、透明感がなく顔全体が暗く見えてしまうので困ってしまいますよね……。一言で「くすみ肌」といっても、黄色味があるくすみ、灰色っぽいくすみなど種類は様々。それぞれの原因も異なっています。まずはくすみの原因をチェックしていきましょう!
原因1:血行不良による「青黒いくすみ肌」
血行不良が原因のくすみは、肌の血管が青く目立ち、顔全体が青黒く顔色が悪く見えてしまうのが特徴です。運動不足、不規則な生活、食生活の乱れなどにより血管そのものが老化することによって起こると言われています。
血管はコラーゲンなどのタンパク質でできているため、年齢を重ねてタンパク質量が下がると、弾力が失われて血流が悪くなってしまうのです。その上、食生活が乱れていたり、偏った食事を続けたりしていると、血液がドロドロになって詰まりやすくなるので要注意です! 血行不良の状態では、肌に必要な栄養や酸素が行き渡りにくく、肌のくすみが起こりやすくなります。
原因2:糖化による「黄色っぽいくすみ肌」
肌が黄色っぽくなってきたと感じる場合、糖化やカルボニル化が原因で肌がくすんでいる可能性が……! 糖化の原因として、主に考えられているのは糖質や脂質の摂り過ぎです。通常、食事で摂取した糖分や脂質は、体内でエネルギーに変換されて代謝されます。ですが、過剰に糖分や脂質を摂取するとエネルギーに変換できず糖化が起こります。脂質も過剰に摂ると、タンパク質を結びつき「カルボニル化」という現象が起こります。すると、変色したタンパク質が褐色化して、肌の黄色具すみ、シミ、弾力低下などを引き起こしてしまうのです。
また肌内部の糖化やカルボニル化は、ハリを保つコラーゲンにも影響を与えるので、たるみや老化にも直結してしまいます。
原因3:メラニンによる「茶褐色のくすみ肌」
頻繁に紫外線に当たっている方、紫外線対策をしていない方はメラニン生成によるくすみが生じやすいと言われています。メラニンが原因で起こるくすみは、日焼けのように茶褐色、薄い茶色っぽい色にくすむことが特徴です。
またスマートフォンやP C画面を長時間見る方は、ブルーライトにも注意! ブルーライトは網膜に到達する光の中で紫外線に最も近いエネルギーを持つ光だと言われています。眼や身体に大きな負担をかけると言われていて、厚生労働省のガイドラインでは「ブルーライトを浴びる作業を1時間行った際には15分の休憩を取ること」が推奨されています。
メラニン生成は摩擦など、肌への刺激によっても引き起こされます。スキンケアや洗顔をする際には肌をゴシゴシ擦らないように優しく扱いましょう!
原因4:乾燥による「灰色っぽいくすみ肌」
乾燥により肌がくすんでいる場合は、灰色っぽく見えることが多いと言われています。それに加えて、肌がカサカサしたり、乾燥で痒みを感じたりする場合は、潤い不足の可能性大です! 肌が乾燥すると灰具刺激から肌を守るためのバリア機能が低下してしまいます。すると肌は角質を厚くして、弱ったバリア機能を補おうとするため、もともと黒っぽい色をしている角質が目立ち、肌全体がくすみやすくなります。
また水分量が低下すると、肌の透明感が下がります。これもくすみの原因だと言われています。普段から潤いケアを意識するのはもちろん、肌をゴシゴシ擦ったり、食生活に偏りがあったり栄養バランスが崩れたりすることも肌の乾燥につながるので注意したいですね。
透明感のある肌に! くすみを改善する方法3つ
肌がくすむ原因はたくさんあります。先ほどご紹介したもの以外にも「ターンオーバーの乱れによるくすみ」も多いと言われています。肌がくすんでいる上、いつもより肌がごわついて、硬いと感じる場合はターンオーバーが乱れて、古い角質が残りくすみを引き起こしている可能性があります。ターンオーバーは疲れやストレスによって睡眠の質が低下しているときに乱れやすいので、定期的にリフレッシュして睡眠の質を向上されたいですね!
くすみができてしまった場合、できるだけ早く改善したいもの! 日常生活でできるくすみ改善方法もご紹介していきます!
日常のスキンケアを見直して、くすみ撃退!
乾燥やターンオーバーの乱れなどによって、肌がくすんでいる方は「スキンケア」を見直してあげることが重要です! 入浴後は化粧品、パックなどで保湿ケアをしっかり行いましょう。スキンケアは化粧水だけで十分と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、美容液、ジェル、クリームなどには肌の潤いを逃さないという大切な役割があります。化粧水だけで終わらせず、美容液、乳液、クリームとフルラインで使うことをオススメします!
毎日欠かさず行うことで、徐々に肌の透明感を蘇らせるようになっていくはずです。また入浴中のクレンジングや洗顔時にも注意したいポイントがあります。肌への刺激は乾燥やメラニン生成を引き起こしてしまい、くすみを悪化させる恐れがあります。クレンジング・洗顔の際には、できるだけ刺激を与えないようにしましょう!
メラニン生成が原因のくすみの場合、紫外線対策も重要です。曇りの日も雨の日も、屋内でも、季節問わず毎日U Vケアを行うようにしたいですね。
糖質・脂質を摂りすぎないように注意する!
食生活の偏り、糖質・脂質の摂り過ぎによってもくすみは悪化します。おにぎりだけ、パンだけという単品メニューばかりではなく、お惣菜、サラダ、お味噌汁、スープなどの副菜、卵、肉、魚、大豆製品などたんぱく質もプラスするなど、一工夫をして栄養バランスを整えていきましょう!
特に糖質・脂質を摂りすぎるとくすみが目立ちやすくなるので、甘いもの、炭水化物、揚げ物などは控えめにしておくことも大切ですね。
十分な睡眠、適度な運動を心がける
くすみの原因になる肌のターンオーバーの乱れは、睡眠不足によって引き起こされます。寝不足が続いている、眠りが浅いなどのトラブルに注意して、毎日十分な睡眠時間を確保するだけでも、肌の透明感に違いが出てくると言われています。
また肌のくすみ改善には運動も欠かせません。日常的に汗をかくことで、肌表面の古い角質が流れ出て、くすみにくい肌へと導いてくれます。デスクワークが多く、ほとんど汗をかかない方は、積極的に体を動かすようにしたいですね! 運動が苦手な方は、お風呂にゆっくり浸かって汗を流すことも推奨されています。体を内側から温めて、くすみの原因である血行不良を改善、睡眠の質を向上させることにもつながります。
まとめ
肌がくすむ原因は日常生活の習慣にあると言われています。紫外線、食生活の乱れ、肌の乾燥、睡眠不足など、生活習慣を見直しながらくすみを改善して、透明感のある美肌を目指していきましょう!