女性の多くが抱えている貧血問題。体がだるい、顔色が悪い、立ちくらみがする……もしかしたら貧血によるものかもしれません。貧血の多くは鉄分を取ると改善できると言われていますが、鉄分を食事から補給するのは難しいもの。そこでオススメされているのが「チョコレート」なのです！ 今回は貧血に効果があるチョコレートの成分と選び方、食べ方などをご紹介します。美味しく食べて健康と美容にアプローチしていきましょう！
目次
貧血って何？ 美容にも悪影響って本当？！
貧血は特に女性に多く、10人にひとりの割合で発症すると言われています。鉄分不足による貧血を「鉄欠乏貧血」と言いますが、貧血は必要な鉄分をとれていない場合に発症してしまうものなのです。
一般的な貧血の症状は、倦怠感、めまい、立ちくらみ、動機や息切れ、頭痛、耳鳴り、集中力の低下などがあります。健康面だけではなく、美容面にも悪影響を与えてしまいます。以下のような症状が挙げられています。
・爪が割れやすくなる
・口の端や舌が荒れやすくなる
・髪が抜けやすい
・肌がカサカサする
これらの症状が全て貧血に当てはまるというわけではありませんが、思い当たる方は注意しておくといいでしょう。
チョコレートが貧血に効果的？ 有効成分は？
貧血を改善するのは難しいと言われていますが、改善策として「チョコレートを食べること」も良いと言われています。チョコレートの原料はカカオですが、カカオの実に含まれる成分には貧血を改善する栄養素が豊富に含まれているのです。ですが、チョコレートならどの種類でも良いというわけではありませんので、健康に良いチョコレートを選んで正しく食べるようにしましょう！
まずはチョコレートに含まれる貧血改善効果・美容効果がある成分をチェックしてみましょう！
鉄などのミネラル
チョコレートの原料「カカオ」には、鉄をはじめ、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラル成分がバランス良く含まれています。血液中のヘモグロビンが減少することで起こる貧血。鉄は全身に酸素を運ぶ働きをするヘモグロビンを作るので、貧血の予防・改善につながると言われています。
ポリフェノール
抗酸化作用があるポリフェノールもチョコレートに含まれています。血圧低下、美容効果、アレルギー改善、脳の活性化、動脈硬化などの健康・美容効果が期待できると言われています。ポリフェノールには強い酸化作用があるので、肌老化を防ぎアンチエイジング効果も期待できます。
テオブロミン
カフェインと似たような効果を持つ成分「テオブロミン」もチョコレートに含まれています。カフェインと同じく覚醒作用がありますが、カフェインより穏やかに作用して、ストレスや緊張を解してリラックス効果が得られるため自律神経を整える効果があると言われています。
健康と美容に良いチョコレートの選び方
チョコレートが貧血改善や美容に良いということはわかりましたが、どんなチョコレートでも良いというわけではありません。ポリフェノールはカカオ成分の高いビターチョコレートやブラックチョコレートに含まれていますが、ホワイトチョコレートにはカカオが含まれていません。
健康と美容のためにチョコレートを食べる際には、なるべくカカオ成分が高く糖質や脂質が低いものを選ぶことがポイントになります。
成分表示の先頭が砂糖ではなく「カカオ」「カカオバター」と書かれたものを選ぶことが大切です。成分表示は含まれる量が多い順に記載されています。またミルクチョコレートよりもビターチョコの方が、カカオ成分が多く含まれているので、カカオ含有量70％以上のものがオススメです。最近はコンビニなどでも手軽に手に入りますよね！
健康に良いチョコレートの食べ方は？
チョコレートを一度にたくさんの量を食べても、全てを吸収できるわけではないので、毎日少しずつ食べることが理想的だと言われています。健康に良い食べ方は「こまめに少しずつ」です。ポリフェノールは吸収が早い分、効果が持続しにくいという特徴もあるので、一気に食べずに時間を置いて食べるのもポイントです。仕事の合間の休憩時間、おやつの時間など、こまめに食べるようにしてみましょう。
チョコレートには糖分が多く含まれているものもあるので、寝る前には避けた方が良いでしょう。これから活動を控えている朝や午前中はベストタイミングと言えそうです。
貧血予防・改善につながるチョコレートの食べ方
食べ過ぎに注意
チョコレートは鉄分の補給ができて貧血予防・改善効果も期待できますが、食べすぎると不調になることもあるので気をつけましょう！
鉄分やポリフェノールを多く含む反面、脂質も多いのがチョコレートの特徴です。食べすぎると肥満の原因になるため、食べる量には注意しておきたいですね。
1日に食べるチョコレートの量は約35g（板チョコなら1枚の7分目くらい）が良いと言われています。ついつい多くの量を食べたくなりますが、適量を意識しておきたいですね。
肌荒れ対策にビタミンB群も合わせる
チョコレートを食べすぎるとニキビができる、肌が荒れるという経験をしたことがある方も少なくないはずです。チョコレートに含まれる脂質、糖質は多く摂取すると皮膚の過剰分泌を促進してしまいます。すると、毛穴が詰まり、ニキビのもとアクネ菌が繁殖しやすくなってしまうのです。
糖分の代謝を高めてくれる「ビタミンB群」を食べて、チョコレートによる肌荒れを防ぐことも意識してみましょう。
ビタミンB群は、玄米、きのこ、チーズ類、卵、赤身肉などに多く含まれています。毎日の食事に取り入れて肌荒れ対策にも役立ててくださいね！
まとめ
貧血予防効果がある食品のひとつとしてチョコレートをご紹介しました。血液中のヘモグロビンが減少して起こる貧血ですが、チョコレートにはヘモグロビンの生成を助ける鉄のほか、美容効果が期待できる成分が多く含まれています。貧血を予防、改善しながらキレイになりたい方は、正しくチョコレートを選んで健康に良い食べ方を意識してみてはいかがでしょうか？
