しゃっくりは病気にもつながる? しゃっくりの原因と安全な止め方

何かをきっかけにしゃっくりが出てしまう。
なかなか止まらなくてうっとうしい…。
ずっと続くと気になっていろいろな事に集中できない。
いずれにしてもすぐ止めたいしゃっくりですが、体の仕組みを知ると放ってはおけない秘密があるのです。

しゃっくりが止まらない病気がある!

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しゃっくりをした事がないと言う人はあまりいないと思います。
通常のしゃっくりは、何もしなくてもしばらくしたら自然に止まる「良性吃逆発作」と言われる物です。
これは特に心配しなくても良いしゃっくりです。
知っている方も多いと思いますが、しゃっくりは横隔膜の痙攣です。
私の場合は空腹時に急いで物を食べた時などにしゃっくりが出ますが、胃が膨らんだ刺激によってしゃっくりが出ると言う人は多いですね。
その他、お酒を飲んだりたばこを吸ったりしても刺激されてしゃっくりが出る場合があります。
こんな風に突然起こるしゃっくりですが、何としゃっくりが止まらない病気と言うのがあるのです。
と言うか、消化器の病気になるとしゃっくりが数日に渡って止まらないと言う症状が出てくる事があります。

脳腫瘍や脳梗塞の時に止まらないしゃっくりが出る事があるので、2日経過してもしゃっくりが止まらない場合は病院でその原因を探る必要があります。
胃がんなどが原因の場合もあるので侮れません。
「100回しゃっくりをすると死ぬ」と言われる事がありますが、それはもちろん根拠のない話です。

でも、しゃっくりが止まらない現象は大病につながる場合があるので注意が必要なのです。

びっくりさせるとしゃっくりは止まる?

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前述したように単なる「良性吃逆発作」なら放っておけばいずれ止まり、体に悪影響を与えると言う事はほとんどありません。
でも、人前でしゃっくりをし続けるのはみっともないですし、会話の邪魔になってとても困ります。
そんな時、一緒にいる人がしゃっくりをしている人を驚かせて止めようとする事、よくありますよね?
果たして効果はあるでしょうか?
良性吃逆発作は何かの刺激を受けて出始めるものなので、別の刺激を与えると止まる場合があります。
驚かせて止めるはひとつの方法としてアリなのですが、止まらない場合もありますし、何よりも穏やかでいる事ができません。
あまりいい方法とは言えないし、効果は少ないものです。

息を止める方法

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深く息を吸うと横隔膜が下の方に下がり、そのままにしておくと痙攣を押さえ込む事ができる、と言う方法です。
息を胸一杯に吸い込み、30秒程息を止めます。
その後、ゆっくりと息を吐いていくのです。
この時、急激に息を吐いてしまうと、また刺激を受けた横隔膜が再び動き出してしゃっくりがぶり返す恐れがあります。
少し苦しいかもしれませんが、最後はゆっくり吐いてください。
この「息止め法」は、道具も要らず、大きなアクションなしにできる方法としては有効。
でも、この方法はかなり苦しさが伴います。
止まらない場合、そんなに何度も試せる方法ではないですね。
余裕がある場合は、他の方法を試した方が良さそうです。

水を飲む方法

いきなりコップの水をガブガブと飲んでもあまり効果がない事も多いようです。
よく「冷水を飲むと良い」「コップの反対側のフチから飲むと良い」など言われます。
冷水を飲むと器官が刺激を受けて横隔膜の痙攣をとめてしまう場合があるようです。
そして、コップの反対側のフチから飲むには、かなり不自然なスタイルで少しずつしか飲む事しかできません。
要するにゆっくり染み渡るように冷たい水を流し込むと効果が高いようですね。
大切な事はリラックスする事。
少し水を飲んで休息をとり気を反らすと、いつの間にか止まっていると言う事も。
この方法で止めるのが一番安全な方法のようですね。

耳押し法

これは、効果があります!
やり方はいたって簡単。
人差し指を両耳の穴に突っ込んでギューッと少し痛くなる程度に押すのです。
30秒程やってみてください。
なぜこれでしゃっくりが止まるのでしょう?
しゃっくりは横隔膜の痙攣ですが、これは「延髄」が興奮して起こる現象なのです。
この延髄は耳の中を押さえる事によって興奮を静める事ができます。
また、延髄は呼吸器や心臓の働きを担う物です。
呼吸器系の病気、心臓病や喘息のような持病のある方は避けた方がいいので注意してください。
また、人前でやるにはアクションが妙なので少し困るかもしれません。

まとめ

しゃっくりは大病につながる場合があるので、何日も続く場合は必ず医師の診断を受けてください。しゃっくりを止める方法はいくつかありますが、中には危険なもの、効果のないものなどありますので、状況に合わせてお試しください。