昨日まではなかった場所に、翌朝ニキビができている！ 女性なら多くの人が経験することですよね。鼻の下、あごのニキビはホルモンバランスの乱れ。生え際やこめかみのニキビは精神不安定など、実はニキビ・肌荒れはできる場所と色によって体の不調が隠れていると言われています。またニキビの色によっても体の不調は異なります。場所と色別に不調の原因を確認しながら、ケアすることも大切なのです。というわけで今回は、大人ニキビの正しいケア方法をご紹介します！
目次
肌荒れができる場所で体の不調が分かる？
こんなところにニキビが……。いつもと違う場所にニキビ・肌荒れができたり、いつも同じような場所にニキビができたり。生活習慣や体の不調が肌に現れると言われていますが、肌が荒れやすいタイミングやニキビができる場所や色など、原因を知って正しくケアすることが大切ですよね！ まずは、肌荒れ・ニキビの場所で体の不調をチェックしていきましょう。
肌荒れ・ニキビの場所別に体の不調をチェック！
東洋医学では吹き出物、ニキビ、乾燥やザラつきなどの肌荒れができる場所によって、体の不調を診断することがあります。あなたのニキビは、どんな不調が原因なのでしょうか……？
鼻の下・あご〜首
この場所にニキビ・肌荒れができるときは「ホルモンバランスが乱れているサイン」だと言われています！ 睡眠不足・不規則な生活・食事バランスが悪い・ストレスなど思い当たることがあればひとつずつ改善を心がけましょう。
おでこ〜眉間
この場所にニキビ・肌荒れができるときは「呼吸器官の不調」によるケースが多いとされています。咳や端など長く続く不調があるときは呼吸器科を受診してくださいね！
こめかみ、生え際
この場所にニキビ・肌荒れができるときは「精神不安定」「肝機能の低下」による症状の場合が多いと言われています。ストレスや睡眠不足など見直しを！
口内炎、口周り
この場所にニキビができる、口内炎ができるのは「胃腸の不調」と考えられています。食べ過ぎ、飲みすぎ、冷たいものの取りすぎで胃腸が弱っているケースも。ニキビが治らない、何度も同じ場所にできる場合は食生活の見直しをしましょう。
白・赤・黄。ニキビの色によっても体の不調が分かる？
白っぽいニキビができるとき、赤いニキビができるとき。ニキビの色によっても体の不調は異なるとされています！ 今できているニキビの色でトラブルの原因をチェックしていきましょう。
白いニキビ
免疫力が弱っている可能性が！ 肌自体はバリア機能が低下しているケースが多いので、水分をしっかり与えて、保湿ケアで潤いの膜を作ってあげることも大切です。
赤いニキビ
体内に熱がこもっていると赤いニキビができやすくなるのだとか。入浴をして体内にこもった熱を巡回されるなど巡りの良い習慣を。
黄色いニキビ
便秘気味など体内で老廃物が滞っていると黄色いニキビができやすくなると言われています。血液がドロドロの可能性も。血流を良くするマッサージ、便秘解消の食べ物（食物繊維、オリゴ糖など）を意識してみましょう！
紫っぽいニキビ
紫っぽい濁った感じのニキビは、血流が悪いサイン。ニキビ部分に痛みを伴う場合は、体調不良も疑えます。入浴、血行を良くするマッサージ、冷え対策などを万全に！
大人は「乾燥ニキビ」に注意を！
大人ニキビの大きな原因は「乾燥」とだと考えられています。年齢とともに肌自体の潤い成分が失われていきますので、しっかりケアしているつもりでも肌乾燥が進んでいることもあります。乾燥ニキビのケアも意識しておくと、ニキビレスな美肌に近づけるはずです！
乾燥ニキビのケア
まずは保湿を最優先！ とはいえニキビの場合は「油分」を多く与えすぎないようにしましょう。洗顔で肌を清潔にした後、化粧水でしっかり水分を与えて、美容液を。ヒアルロン酸、スクワランなど保湿成分が配合されているものを選ぶことも重要です。ニキビが気になる時はクリーム、オイルなど油分が強いスキンケアはニキビ部分に塗らないように工夫をしてみましょう！
女性はホルモンバランスによるニキビはできやすい？！
生理前になると決まって肌荒れする、ニキビができるという女性も少なくないですよね。ホルモンバランスの変化による肌荒れのタイミングを知ることもケアの一環です！ 自分が毎月、どのタイミングで肌荒れしやすいのかもチェックして、その時期はデリケートなケアを心がけたいですね。
いつもの生理よりも肌荒れ・ニキビがひどい時は、ホルモンバランスの変化だけではなく乾燥・ストレス・紫外線などの原因も考えられます。あまりにひどい場合は皮膚科などを受診してサプリメントなどの処方をしてもらうことも一案です。
バランスの良い食事も意識して内側のケアも大切に！
ニキビが気になる時は、食事の内容を見直すことも大切です。肌荒れ・ニキビに効くとされている栄養素は以下をチェックしてください。
抗酸化作用が高く、肌の再生を促してニキビケアをしてくれるβカロテンを多く含む「緑黄野菜」（カボチャ、にんじん、ブロッコリー、にら、モロヘイヤなど）
抗酸化作用が高く、コラーゲンの生成をサポートして皮膚や血管を丈夫にする「ビタミンC」（ブロッコリー、ピーマン、大根、イチゴ、キウイなど）
ニキビケアに良い「ビタミンB１」（豚肉、たらこ、玄米、うなぎなど）、「ビタミンB２」（カボチャ、納豆、ブロッコリー、鶏レバーなど）、「ビタミンE」（カボチャ、サーモン、たらこなど）も積極的に取りましょう。皮脂の分泌を調整して、肌の状態を整える作用があるとされています！
便秘によるニキビの場合は腸内環境を整える作用がある、ひじきや昆布などの海藻類、きのこ、乳酸菌を含むヨーグルトや発酵食品も有効です。
まとめ
色や場所によって体の不調が分かるニキビ。不調の原因を取り除く、ケアするなどの意識をしながら保湿ケア、十分な睡眠、食事バランスなどの見直しもしていけたらいいですよね！ 原因に合わせた対処をして、ニキビのない美肌作りを目指してみてはいかがでしょうか？
