髪がきれいだと、清潔感や品位を感じます。
逆に、どれだけ着飾っていても、髪がボロボロだとマイナスイメージを与えてしまいがち。
特に夏は、髪も紫外線をたくさん浴びています。知らず知らずのうちに大きなダメージを受けているのです。
今回は傷んだ髪の基本のケア方法をご紹介します。
目次
最初に
髪の毛というのは、いくら良いトリートメントやヘアパックを使っても、一度傷んでしまったら、元に戻ることはほぼありません。
私たちができることは、補修ではなく、現状維持です。
今より傷んでしまわないように保護するという認識を持ちましょう。
ヘアケアの基本
髪のケアの基本はシャンプーとコンディショナー(リンス)です。
最近はコンディショナーの代わりにトリートメントを使用したり、シャンプーとコンディショナーにトリートメントを併用する人も多くいます。
まずは、シャンプー・コンディショナー(リンス)・トリートメントの役割を確認しましょう。
シャンプー
健康な頭皮の状態を保つため、頭皮についた皮脂や髪の毛についている汚れやホコリを落とします。
コンディショナー(リンス)
髪の表面に保護膜を作ることを目的として作られています。
コンディショナーやリンスなど呼び名はメーカーによって変わりますが、一般的にどちらも役割は同じです。
トリートメント
髪の毛の内部成分を浸透させ、髪の傷みを補修したり、うねりやハネを抑えられるよう髪の質感をコントロールさせます。
基本的に、コンディショナーは髪の表面を保護し、トリートメントは内面を保護します。
しかし、最近ではトリートメント成分を含み髪の表面だけでなく、内部にまで浸透し、髪の毛のダメージを補修する効果のあるコンディショナーやコンディショナーと同じように、髪の表面に保護膜を作る効果のあるトリートメントも多く存在します。
基本のヘアケアの順番
今回はシャンプー・コンディショナー・トリートメントを使った場合の順番をご紹介します。
1.髪をブラッシングする
シャンプー前のブラッシングは、ホコリやフケが落ちるので洗浄効果をアップさせます。髪のもつれを解いて、洗髪時の抜け毛を防ぐ働きもあります。
2.まずはお湯でしっかり洗う
シャンプーをする前に、お湯だけで髪を洗いましょう。お湯洗いで汚れの8割以上は落とすことができ、シャンプーの時間を短くすることができます。
38度ぐらいのお湯を髪全体に2〜3分かけて流すだけです。
3.シャンプー
シャンプーとは、髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗うことです。こう考えれば、シャンプーの仕方も自然と変わってくるのではないでしょうか。
洗うのは頭皮だけで、毛先はやさしくソーッと撫でる程度にしましょう。
頭皮は指の腹を使って、優しくマッサージするように洗います。血行がよくなるので頭皮のターンオーバーも期待できますよ。
そして、38度ぐらいのお湯でしっかりとすすぎます。
4.トリートメント
シャンプー後の髪の水気をしっかり切りましょう。水気が多すぎると、トリートメント剤が流れてしまい効果が半減してしまいます。
次に、適量のトリートメント剤を毛先中心に揉み込むようにつけていきます。この時、根元にはつけないようにしましょう。せっかく洗った毛穴が詰まり、髪がペタンと寝てしまいます。
そして、手ぐしで髪全体になじませます。手ぐしではなくコームを使うと、より成分が浸透するのでおすすめです。
最後に、タオルを熱いお湯につけて絞り、蒸しタオルで髪を包みます。トリートメントの浸透力がグッと高まりますよ。3〜5分ほど放置したら38度ぐらいのお湯ですすぎましょう。すすぎは余分なヌルヌル感が取れ、髪にしっとり感が残るぐらいで大丈夫です。
5.コンディショナー
少量を毛先を中心に髪全体につけます。トリートメントと同様に、根元は避けてつけましょう。コンディショナーは時間を置くことなく、すぐにすすぎます。
6.ドライヤー
タオルドライをしっかりとした後、頭皮を素早く乾かします。頭に風を入れるつもりで、根元から10㎝くらいまでに風をあてましょう。
頭皮が乾いたら、次は襟足を乾かしていきます。下の方から乾かしていくことで、上の方の髪の毛を乾かした時、下からの湿気を吸い取らないので、フワッと仕上がります。
最後に
シャンプーの次はコンディショナー、最後にトリートメントと思っている人が意外にも多いのではないでしょうか。
トリートメントをする場合は、シャンプーの次が正解です。
毎日のヘアケアを見直すだけで、髪をいたわることができます。
髪がきれいになると気分も良くなります。
今日から美髪をめざしましょう。