100均防災グッズで室内の被害を防ぐ方法~プチプラで防災に備えよう!

災害に備えて防災グッズを常備していますか?揃えないといけないとわかっていても、全く準備していない方もいるでしょう。防災グッズは100均でも扱っており、室内向けの商品などもあります。早速、室内で使える100均防災グッズや使い方などを見ていきましょう。




室内の100均防災グッズは4つがおすすめ


阪神淡路大震災や東日本大震災など、鮮明に覚えている方は多いでしょう。阪神淡路大震災は早朝に起こったこともあり、約8割の方が家具などの下敷きになっています。

家具などが転倒してつまずいたり、割れたガラスを踏む、逃げ道を塞がれるなどの被害がありました。いざという時のために、家の中の災害対策は欠かせません。

家具の転倒防止グッズなどはダイソーやセリアなど、100均でも手に入ります。揃えた方がいいグッズは、「転倒防止プレート」、「滑り止めマット」、「ジェルマット(耐震マット)」、「転倒防止ベルト」の4つです。




100均防災グッズ4つの使い方


4つの100均防災グッズで、家具などの転倒を防ぐ使い方をご紹介します。セリアやダイソーなど、企業によって多少のバラつきはあるものの大きな差はありません。

転倒防止プレート

100均の防災グッズで欠かせないのが転倒防止プレートです。本棚や食器棚など家具の下に設置して、振動などによる倒れ込みを防ぎましょう。

室内の災害対策では家具が転倒しても、人や窓などに当たらない場所に設置するのが望ましいです。とは言っても、間取りやスペース、家具の大きさなどもあるため難しいですよね。

転倒防止プレートなら家具の配置を変える必要がありません。ダイソーやセリアなど、100均の転倒防止プレートは茶色や透明などがあります。家具の色に合わせることができるため目立ちにくく、お部屋の雰囲気を壊しにくいのもポイントです。

滑り止めマット

転倒防止プレートで家具の倒れ込みを防いでも、本や食器などが飛び出すとケガのリスクや逃げ道の妨げになります。本や食器などの防止には100均の滑り止めシートを使いましょう。

滑り止めシートは実際よりも少し大きめにカットし、手前を折り返したら両面テープで固定します。本や食器の下にただ敷くよりも、手前を折り返すだけで飛び出しにくくなりますよ。

また、家具を上に重ねている場合や上下にわかれている家具も、100均の滑り止めシートが役立ちます。家具と家具の間に滑り止めシートを敷くと、揺れにくく安定しやすいです。転倒防止プレートは安定感が乏しく、上の家具が倒れやすくなります。

滑り止めシートは家具の外観やお部屋の雰囲気が壊れるのでは?と、心配している方もいるでしょう。100均の滑り止めシートは白、ベージュ、黒など、インテリアに馴染みやすい色を展開しています。

ジェルマット(耐震マット)

ジェルマット(耐震マット)は、電化製品やインテリアなどの固定に最適です。ブックエンドの裏、オーブントースターの脚、電気ケトルの土台、花瓶、水槽、置き物などの下に設置して転倒を防ぎましょう。

100均のジェルマット(耐震マット)は、薄さ3mmや5mm、自由にカットできるタイプ、サイズもいくつかあります。薄くて小さいですが衝撃や振動の吸収力に優れています。透明で目立ちにくく、インテリアに馴染みやすいのもポイントです。

転倒防止ベルト

テレビは家具同様、災害時に備えて転倒防止ベルトで倒れ込みを防ぐと安心です。100均に既製品はありませんが、100均の「クリア粘着フック」、「ワイヤー」で自作の転倒防止ベルトを作ることができます。

【作り方】

1.クリア粘着フックを1つ、テレビ裏の中央に設置しましょう。テレビの下にジェルマット(耐震マット)も設置すると、転倒対策を強化することができますよ。

2.クリア粘着フックを2つ用意し、テレビ台やテレビを置いている家具などの上に間隔を空けて設置します。ポイントはフック部分がテレビ側に向くように設置することです。

3.ワイヤーが張るように、クリア粘着フックに引っかけて固定しましょう。




外でも活躍する100均防災グッズを備えよう


100均の防災グッズは、避難所など屋外で使えるものもあります。いざという時のために、以下の防災グッズも常備しておきましょう。

・懐中電灯やランタン:懐中電灯はコンパクトタイプや、ラジオ付きもあると便利です。寝室、階段、玄関などに置きます。

・乾電池:電気や火が使えないことを想定して、複数用意しておきましょう。

・ビニール袋:ゴミを入れる他に手袋の代わりや、雑巾などいらない布を入れれば簡易トイレになります。

・携帯用トイレ:100均は数量が少ないですが備えておくと安心です。

・紙皿や割り箸:災害時は水道が使えないことが多く、使い捨ての皿や箸が活躍します。

・サランラップ:紙皿の上に敷くと、繰り返し紙皿を使うことができます。また、足やお腹などを巻いて防寒グッズにすることも可能です。

・ウォタータンク:災害時は水の確保が欠かせません。ダイソーのウォータータンク(税抜き400円)は20ℓ溜めることができ、使わない時は折りたたむことができます。

・衛生用品:アルコールスプレー、アルコールシート、体拭きシートなどがあると安心です。

・寒さ対策グッズなど:カイロ、簡易ブランケット、軍手、手袋、レインコート、ホイッスルなどを揃えましょう。レインコートは熱を逃がしにくく、保温効果があります。




まとめ

100均の防災グッズはコスパも良く、大量買いしたい時も便利です。日頃から準備して、家具の転倒などを防ぎましょう。