育った環境、国籍、人種など違いを言い始めたらきりのない国際結婚。ひと昔に比べると国際結婚をしている人たちも多くなってきて珍しくはなくなってきましたが、お互いの文化の違いを理解しながら生活を共にしていくのは大変な時もあります。今回はそんな国際結婚している方ならきっとわかってくれるようなあるあるをご紹介していきます。
食の好みの違い
毎日の生活に欠かせない「食事」。それぞれ生まれ育った環境で食べてきた食事も全く違います。朝から日本のように塩気のきいた朝ごはんを食べる文化のところもあれば、甘いパンやチョコレートを食べる文化のところもあります。日本に住んだことのあるパートナーであれば日本食にも慣れ親しんでいる可能性は高いですが、そうでない場合はどちらかに合わせる傾向が強いと思います。もし料理の好きな方ならば日本食、パートナーの国の食事を作ってみると、自分が食べたいときに何でも作れるようになるのでおすすめです。
英語で話しかけられる
日本で外国籍のパートナーといると、英語で話しかけられるという経験は国際結婚しているカップルは多いと思います。なぜか日本語で返答しても英語で引き続き返されるとこもしばしば。「きっと英語を勉強したい(話したい)のかな」と思いながら会話をすることもあります。実は日本に住んでいる多くの外国籍の方は日本語が話せますし、英語圏出身ではない場合、日本語は話せるけど英語は得意ではない人もいます。外国籍の人=英語話者と勘違いされることが多いですが、実はあまりそうではない事の方が多かったりもします。
住む場所の選択肢が増える
国際結婚をすると、パートナーの国に住むのか日本に住むのか、それとも全く違う国に住むのかなど居住地の選択肢は広がります。子供の教育やお互いの仕事にもよって決まってきますが、どこの国に住むのかを話し合う機会は日本人同士の夫婦に比べて多いように思います。日本とパートナーの国にそれぞれ何年か住んでみて決める夫婦も多いので、どこでも生きていけるような柔軟性が必要です。
両親の顔合わせは結婚式ギリギリ
パートナーの国が遠い場合、どちらかの国に家族で行かなければならないのでお互いの家族が集う結婚式に合わせて初めて顔合わせをすることが多いです。そして両親同士共通の言語がない場合もあり、お互いの両親の顔合わせはパートナーと通訳で必死。お互いの家族が会える機会というのは少ない国際結婚ですが、文化や言語の違う家族ができるので両親同士たとえ言語がわからなくても一生懸命コミュニケーションをとるように努力してくれることも多いです。
笑いのツボが違う
外国人パートナーの友人たちと会っている時、話している内容は分かるけどどこがジョークなのかわからないという方は多々いると思います。そして外国人パートナーにとっても日本のジョークや笑いのツボを理解するのは一苦労。そしてジョークの内容も国によってはタブーなこともあったりするので、なかなか分かり合えない「笑いのツボ」。日本の芸人さんでもバラエティー豊かの中でも目を引くのが「容姿」に関するジョーク。しかし、海外に行くとそのジョークは大タブーなのです。そのジョークを観て大爆笑していたりすると、これは差別だと怒られることもあります。そして、どう説明してもなかなか理解してもらえないのが「シュール」。少し「プっ」となる笑いなのですが、海外の方はどこが笑いなのかわからない人がほとんどです。海外のジョークで日本人が分からないのが「皮肉ジョーク」。相手はジョークで言ったつもりが、真に受けてショックを受けたり、そのまま返答したりしてなかなか理解できません。ですので、気の知れた人同士以外、ジョークはあまり言わないようにする傾向があります。
帰省にお金がかかる
日本に住んでいても、パートナーの国に住んでいたとしてもお金のかかる「帰省」。韓国や台湾などまだ近い国だとしても、島国である日本は100%飛行機に乗らなければなりません。近年LCCの航空会社も増えたりしましたが、子供がいる場合直行便のほうが安心ですよね。そして大体の日本の会社がお休みのシーズンは飛行機の値段も倍になったりして、帰省をするためにお金を貯める方もいれば、だんだん帰省する回数が減ってくる事もあります。
休暇の長さ
有休消化率の低い日本において、1週間連続で休むのも長いような気がしますよね。しかし、主に欧米の文化では休暇は最低2週間必要という考え方が普通です。たとえ日本の会社で勤務していたとしても、休暇はしっかりと取るので同じように日本人パートナーもしっかりと取るべきだと諭されます。上司に伝えにくい、周りに迷惑がかかるから休暇を取りにくいと思っている方も多いですが、国際結婚をしたら仕事より家族優先に切り替えていった方がいいように思います。
まとめ
国際結婚あるあるいかがでしたでしょうか。
国際結婚をしていると慣れてきたと思っていたころに、まだ知らなかった文化を目の当たりにすることはよくあります。いろんな事を一つずつ乗り越えていくと、また絆も強くなっていくのも事実。国際結婚している方は今回の記事を参考に、自分だけじゃない事も気づけることができたらなと思っています。