新人美容師が職場で片思いをしてツラかった事とその乗り越え方

私は薬剤アレルギーが原因で美容師からアイリストに転向後、同じサロンで働く先輩美容師と付き合うことになりました。
私がアイリストに転向するまでの美容師アシスタント時代に、6か月間メンター（専任指導係）をしてくれた先輩美容師でした。

しかし好きになってから実際に付き合うまでの3カ月間は片思いでした。
そして片思いの期間は自分の気持ちを自覚してしまったことにとても後悔しました。

なぜなら告白もせず片思いのまま一緒に仕事をしたことで、楽しいこともありましたがそれ以上に大変だったこと多くあったからです。

ここではその時の経験を踏まえて、
・職場の人に片思いをして苦労したこと
・どのようにして片思い期間を乗り切ったか
についてお話ししたいと思います。

好きと自覚した途端に接し方がわからなくなる
仕事上でのミスで必要以上に落ち込む
女性のお客様や同僚にモヤモヤする
片思いでつらくなった時の対処法
まとめ

好きと自覚した途端に接し方がわからなくなる

わたしが彼のことを好きかもしれないと自覚したのは、働きだして3か月が過ぎた頃でした。
メンターとして仕事や技術を教えてもらい、プライベートでも相談に乗ってもらうようになっていくなかで、まずは人として好きな気持ちが徐々に大きくなっていきました。
そしてある日突然、人としてだけではなく異性として彼のことが好きなのだと自覚しました。

女性の方なら分かると思いますが、仕事とはいえどうしても感情が先行してしまうことです。
今まで通りにすればいいはずなのに、どうしても気持ちが付いていきませんでした。
その結果、好きと自覚した途端にどのように接したらいいか全くわからなくなってしまったのです。
今までは仕事中や営業後の練習や飲み会の時など何かを考えるでもなく会話していたことが、好きという感情を意識しすぎて上手くできなくなりました。

急に挙動不審になる後輩。怪しいですよね、、。

なにかあったのかと心配させてしまい、仕事中に私情を持ち出した自分が、当時は本当に情けなくなりました。

仕事上でのミスで必要以上に落ち込む

日頃から気を付けてはいるものの、仕事で失敗してしまうことがあります。

お客様の対応や急なハプニングなど、1日の業務のなかで「あの場面ではこうするべきだった」と落ち込むことは多々ありました。
私は自分のメンターを好きになってしまったので、当然その彼のアシスタントをします。
好きになる前でもアシスタントをする上で、ミスしてしまった時は当然落ち込みます。
ですが、「なんでミスしてしまったのか。同じ間違いをしない為にどうすれば良いのか。」のように、論理的に原因と対策を考えることができました。

それが不覚にも直属の上司にあたるメンターのことを好きだと自覚したばっかりに、ミスした時に必要以上に自分を責めて落ち込むようになったのです。

結果として精神的に少し疲れることになりました

理由はもちろん、相手によく見られたいという思いが芽生えてしまったからだと思います。

女性のお客様や同僚にモヤモヤする

こればっかりは本当に救いようがないのですが（笑）、職場で片思い中のすべての方に断トツで共感していただけるのではないでしょうか！

職場恋愛の経験がないとあまりピンとこないかもしれませんが、学生時代に同じクラスの子を好きになった時のことを思い出してください。
視界の片隅で好きな相手が他の異性と楽しそうに話しているのを、片思いなのでただ見ているしかないんです。

これが、職場の場合でも同じです。

彼がバックヤードにいる間、自分の同期の女の子と仲良く話してるのではないかとか、仕事中にも関わらず余計なことを考えてしまいます。

さらに辛かったことは、女性のお客様への嫉妬です。
接客業失格と言われても仕方ないのですが、やっぱりモヤモヤするし気になってしまいました。
メンターである彼は、もうそのお客様に恋に落ちているんではないかと思うような対応で接客をします。
当然ですよね。接客の極意は“相手へ疑似恋愛をすること”だと教えられましたから。
そしてそんな彼を隣でアシスタントをしながら見守るしかありません。
好きになる前はトークの仕方やトーンだとか、彼の接客技術を盗んでやろうとしか考えてませんでした。

しかし、やっぱり好きになったとたんに余計な思考が割り込んでしまいましたね。
可愛い方や綺麗な方がお客様として来店される度に、自分と比べては卑屈になることの繰り返しでした。